 |
|
 2018キング・クリムゾンアンサートンタイムスツアー東京初日の感想12月27日のキング・クリムゾン来日初日コンサートをオーチャード・ホールで観て来た。 実に完成度の高い演奏。3年前に生で聴けなかった曲を聴けた事が何より感激。ブリュー時代の曲、リザード、アイランズ。正直もっと聞きたかった。ヒーローズやスキゾ、フラクチャーはまた別の日か。レパートリー増やして日替わりで演奏して、複数回客を集めようという、お年寄達は商売上手だね。事実私も12月18日にもう一度の口である。 セットリストはこちらで確認できる。当日すぐに更新されるスゴイぞ。 演目は懐メロオンパレードだ。されどトリプル・ドラムは迫力満点！殆どの曲が３ドラムを活かしたアレンジというか、そういう曲で揃えてきた。メルトダウンとか新曲もアレンジが3年前と変わってこれでもかというぐらいのドラムの嵐。3年前は３ドラムである意味が乏しく演目も中途半端な印象だったが、今回はこなれてきたと言うか、ドラムスを聴かせることを第一にした統一感のある演目。前半も後半もドラムアンサンブルの曲で始まり、このバンドが鼓笛隊である事を宣言する。このバンドのフロントがドラムスで、メロ楽器がバックスであることが確かに実感できた。 ドラムがなけりゃ意味がない。裏を返せばそれを除いたら何が残るか。残りはするけどさ、ワンパターンなのは否めない。不調の曲をドラムの迫力で誤魔化しているようなところも。フォーリンエンジェルとかムーンチャイルドとかは、そんなに叩きまくる事もなかろうに。ライブＣＤではさほどでもなかった印象なのに会場ＰＡではドラム強調しすぎなんじゃないか。 彼らが再活動しだして５年。その間彼らの演奏が完成度を増してきているのは間違いない。ただ、同じ５年でも宮殿からレッドまでの５年間と比較すると、いったい何をしてきたのか。つまるとこ老人達の懐古趣味につきあって、お布施を献上しているの老人達の同窓会かも。 ただ、その年々豪勢になっていく同窓会に、喜んで参加しているのはこの私なのだからどうしようもない。年寄りとはそういうもの。自分なりに充分に感激しているのだから良しとするだけさ。１２月にももう一度会いに来ます。もう同窓会でもいいネ。インディシプリンじゃないけど、I Like It、いいネ！ |
18年ｷﾝｸﾞ･ｸﾘﾑｿﾞﾝ来日公演 in Tokyo 
