 |
|
 スティックメン(ｽｰﾌﾟ､ﾌﾟﾛｸﾞ･ﾉﾜｰﾙ) |
Last Update 2018.3.24 by K.T. |
| 「スープ」 *Soup スープ スープ スープ スーパー スープ スーパー粒子加速ソーチ スープ スーパー粒子加速ソーチ スーパー粒子加速ソーチ スーパー粒子加速ソーチ ジュネーブの近くにはスーパー粒子加速ソーチがあって 大きすぎてフランス領にまではみ出している ご存知のとおりスーパー粒子加速ソーチは微粒子を衝突させ 科学者はそれらが踊り跳ねるのを見られるというもの テキサス州ではスーパー粒子加速ソーチを建設していて ２０マイルものトンネルを掘るのだ あまりに費用がかさんで工事はなかなか完了しない 費用を借りつづけねばならず大馬鹿騒ぎというもの 僕は誕生祝いにスーパー粒子加速ソーチが欲しくって そいつが入るぐらいの大きな地下室も持っている 全員みんなでパーティーに来て欲しいし 地下でその乗りのいい連中をぐるぐる回そうというもの 僕はスーパー粒子加速ソーチの操作法が解らなくって 僕も輪に加わるべきとは思わなかった しかし制限速度内で廻り続けるべきとは知っている でなけりゃみんなベロベロの原始スープの中で衝突するというもの スープ ！ 「ハンズ」 *Hands 手 君の手を見てごらん 指の爪の垢は君のしてきた事の証し 君の運命の行末がどうなるのかの 手 すべて君の手に刻まれているのは その手で積み上げてきたレンガの痕跡 君が行ったミスの 君が支払った代償の 手 君の手を見せてごらん その指の作る独特の形を見せてごらん いつキスしようと必死だったのか いつ拳を握りしめたか すべては君の手にある 種を蒔いたり刈り取ったり 舞いあがったり落ち込んだり 流れに乗ったり溢れたり あの感触を思いだす 幼かった我が子を頭上に差し上げた 娘が僕の手の中にぴったり収まった感触 もう以前の話だけど 鼓動が残っている 僕の手のひらでまだ脈打っている 君の手によって人生は確かになる 君の手を開け その手を掲げろ 君の手に すべては君の手の中にある その手を掲げろ…  Stick Menは08年にレビン、マステロットに、マイケル・バニア（スティック）で結成されたユニットで、10年にリリースした初アルバムがSOUP。２スティック＋ドラムのユニークな編成で音もユニーク。作曲詞は全てStick
Men名義。日本国内盤はアンドフォレストミュージックから発売され所謂メジャーの流通に乗っていないし、詞も表示されていない。歌詞はレビンのパパベアレコードのサイトに一部が掲載されているが、それを探すのも大変で、このページの下方に掲載しておく。 「スープ」はアルバムタイトル曲にして冒頭曲。レビンのユーモアが発揮されている内容。 「ハンズ」はパート１〜４に分かれているが、歌詞は殆どがパート２、一部が３の頭にかかっているが、ここでは一緒にした。 「津波でサーフィン」（ｽｰﾌﾟのﾎﾞｰﾅｽﾄﾗｯｸ) *Tsunami Surfing 一体どこが安全か聞きたいね この世に安全な場所があるのかい 潜んだ災害で溢れかえっている、このぐらぐら回ってる球体に どこにある・・・本当の安全は 竜巻に突風、高潮 洪水やら雪崩 土砂は崩れ落ち、大地は滑り落ち、ボストンじゃ流れ落ちる糖蜜で溺死 聞きたいね・・・どこなのか安全は 吹雪に爆弾、バナナの皮 悪意渦巻くこの聖書なき星 せめて多少なりとも安全なのはどこか 放射線 絞殺 暗殺 蛇は噛み、野獣は暴走、サメ襲来・・・あげく自然発火 腕を広げてバランスを取ろう 好むと好まざるにかかわらず 僕らは皆サーフィンをしているから でたらめな津波で、この人生という名の この曲は日本版ＣＤのボーナストラック。11年2月にアルバムから2曲を公開し、追加で和訳を公開すると宣言しながら、今は13年。直後に津波があったし、なかなか着手できなかった。え、何でアルバム曲でなくボーナストラックから訳すかって、それは英詞の入手ができたかどうかによるもの。英詞も下に追記する。13.7.27 オリジナル英詞SOUP Soup soup soup super soup supercollider soup supercollider supercollider supercollider They've got a supercollider near Geneva so big it reaches under France. You know a supercollider shoots particles so scientists can watch them dance. They built a supercollider down in Texas twenty miles of tunnels they could pave. Cost so much to make they never finished it. They should have rented it out and had a rave. I want a supercollider for my birthday I've got a big basement I could fit it in. I'll have you all come over for a party, we can go downstairs and take that sucker for a spin. I don't know how to drive a supercollider and I don't think they want to have me in the loop but I know they better keep it to the speed limit or we could all meet up in a cup of primordial soup. Soup ! HANDS Hands, look at your hands I believe the grime under your fingernails shows what you've created and the lines of how you're fated Hands, all etched in your hands, the remnants of the bricks that you've laid mistakes that you've made and the prices that you've paid Hands, show me your hands Show me the singular shape that your fingers make when they are held out to be kissed or curled in a fist. All there in your hands The reap and the sow, your high and your low, the flux and the flow I remember the feeling I had when I held up my infant overhead how she fit in the hollows of my hands so long ago but that pulse still remains there fluttering in my palms Life abides in your hands. Hands, open your hands Raise your hands In your hands, it's all in your”ands Raise your hands... TSUNAMI SURFING Where, tell me where is it safe? Where in this world of ours, this spinning wobbling ball of teeming lurking trouble where... where are you really safe? Tornados twisters tidal waves flood and avalanche Landslide, mudslide, people in Boston killed by a molasses slide! Where, I ask you, where... where are you safe? Blizzard, bomb, banana peel... where in this hellbent virulent Bible-sent planet where are you even half safe? Radiation strangulation assasination Snakebite, stampede, shark attack.... spontaneous combustion! Spread your arms, keep your balance cause, like it or not we're all surfing this rogue tsunami called life 「ザ・テンペスト(嵐)」 *The Tempest 川辺を散歩していると 消防士顕彰碑のそば ひしめいた蝋燭達がこう言う 彼らはその夜を孤独には過ごさなかっただろうと かたやこの都会の下で トンネルが熱く通じ合ってていて 視線が交わされ、この夜を分かち合っている かつてはあり得なかった事だが ああ今この時、連帯しあっている 腰骨でつながっている より深くとてつもなく 君の事実上の市民権よりもがっちりと ああ今この時、連帯しあっている 火事場で混乱して 僕らは僕らのリーダーを捜そうとした しかし今、僕らはもっと高次のものを求めている それはまるで深い川の流れのよう ひとたび洪水となった時も 時代の鼓動を感じる時も 心臓、それは血流を介して歌っている それは僕らの歴史のように淀んで底流して 巌のように古びて居座っていて それが僕らを互いに引きつけ合わせるのを僕らは感じる 何ものか、僕らの骨の髄からの種族的なものが 早かれ遅かれ 嵐が来ることを僕らは分かっている 嵐を前にして無駄に寝ていて ろくに備えず日々をすごしながらも 嵐に続く冷たい夜に 僕らが火に寄り添い合うその時に 僕らの身には 新しい何事かがおこるのだ しかしそれは、まだ残っている古い何事かだ ああ今この時、連帯しあっている 僕らの失くしたもの下に存在する何かって それは表面下に今でも隠れていて 僕らは嵐が先送りされた日々と過ごしている Stick Menはマイケル・バニアが1作のみで抜けて、2作目からはタッチギターのマーカス・ロイターをメンバーに加え、今日（18年)に至るまで、クリムゾンをしのぐ活発な活動を展開している。色々な形で来日も再三。これは16年の彼らのアルバム「プログ・ノワール」からの一曲。歌詞付プロモビデオがユーチューブにある。という事で取り上げるならこの曲か。詞はここ。 明記されてはいないが感じからするとレビンの詞に違いない。従来の彼の詞に似てる。 “ipso facto”とはラテン語で「事実上」の意。 尚、第3,4スタンザがリフになっていて、後半と最後でも繰り返されている。 |
| ＊Lyrics Translate Into Japanese 英歌詞和訳（訳詞）の老舗 |