 |
|
 ヒア . |
Last Update 2010.0３.0７ by K.T. |
| 「１９９０年５月１日」 ＊May １ 1990 僕は涙に暮れていた 時は怖れをかき立てるばかりだった 僕のまわりの世界は 悲惨の度を深めていくばかりだった １９９０年５月１日に 僕の内側で何かが変わった その時星々はきっちり並んだんだ それは起こるべくして起こったんだ その時には分からなかった 僕の心はまだ過去の延長上にあった だけど世界は急転回していて いきなり太陽が輝き始めていた １９９０年５月１日に 僕の内側で何かが変わった その時星々はきっちり並んだんだ それは起こるべくして起こったんだ この太陽の下の街で・・・ それはきっと君が僕を見た時 僕が世界の頂点に立っているように 君には見えた時だろう だけどもう一度見ると 僕がなんて空しく暮らす男なのか 君には解った時の事なのだろう １９９０年５月１日に 僕の内側で何かが変わった その時星々はきっちり並んだんだ それは起こるべくして起こったんだ この太陽の下の街で・・・ 「アイ・シー・ユー」 *I See You 機内のシートと飛びたった それはたったの昨日の週 どこへ行っても目に浮かぶのは君 鞄を落としたホテルのホールに 壁を通して聞こえた気がして どこへ行っても目に浮かぶのは君 アウトバーンを運転中にも 前方標示に映る表情 セーヌのほとりでぽーっとしてると 過ぎ去るボートで手を振る姿 どこへ行っても目に浮かぶのは君 ライブインジャパンを終えてまどろむと シーリングファンにやっぱり見える どこへ行っても目に浮かぶのは君 僕とは誰かを思い出させてくれるよ 僕は見知らぬ土地のさすらいびと ライブインジャパンを終えてまどろむと シーリングファンにやっぱり見える どこへ行っても目に浮かぶのは君 新幹線に乗ってるあいだも 前方標示に映る君の表情 祖国に帰ってくぐるゲート そこには迎えてくれる君の面影で一杯 街へでても 夢の中でも どこへ行っても目に浮かぶのは君  元の詞の押韻を意識して、語呂合わせに苦労したのを評価してくれないかな？
「サバイバル・イン・ザ・ワイルド」 *Survival In The Wild 燃え盛る空の下 火災のさなかでたたずんで二人 無言で座り込み考え込む 荒廃のただ中からの生きのび方を 二人結びつける愛さえあるのなら 二人打ちのめすものは この世にはありえない 二人手を取り合って向かうなら 何があろうとやっていける この地に立っていられる 頭で空想するだけの ほんの子供の二人だから 流れに逆らおうとして 努力はするのだけど 災害はあまりに突然だった それが起こった時は 涙の川を流したところで どうなるものでもない 自分たちは一体どんなありさまなんだい 助けを求め避難所で座りこむ被災者かい どのようにして立ち直るというのか 住む家もなく暮らしの残骸を乗り越えて 爆弾が落ちたならば 一切合切が残らない もたれる壁さえも フォークや皿もない だけど二人は少なくとも 耐えて現に生きてはいる そして真夜中にまた 始め直そうとはしている 後は時間の問題だ 生存のための闘争 だけどそれは孤独な戦いである必要はない 二人で支え合うなら 荒廃のただ中からきっと生きのびられる 燃え盛る空の下 火災のさなかでたたずんで二人 無言で座り込み考え込む 荒廃のただ中からの生きのび方を ライナーの西森訳は何を勘違いしているのか、炎の申し子が静かに瞑想したり、急いで昇ったからとりかえしがつかなくなったり、爆弾が命中したぐらいの被害だ、なんて…。だから敢えて言うけど、これが正しい訳詞です。
「フライ」*Fly 大気圏の上空で 歓迎されると思っていたのに 僕は怯えているじゃないか また地上に降りられるものなら ヒゲ剃り中に顔を切っても構わないくらい 嬉しいだろう 今も空中を飛んではいるけれど 僕は雲なんかじゃないし 空を飛ぶようには 生まれついてはいないと断言できる つまる所僕は砂であって 牡蠣をからかっては 真珠の分け前を待ちくらす性分 これでは男がすたると 認めざるを得ないけれど それでも大地が懐かしい 僕は後悔すべきだろう 金属のジェットのなかでぐるぐる踊るべきだったのか 僕は両の翼を広げて飛ぶようには 出来ちゃいない 「ネヴァー・イナフ」 *Never Enough 傷ついたこの僕を 抱きしめて 気持ちのありったけで 君の全てで癒やしてほしい まるで空気みたいに 僕を吸い込んでほしい 花一杯のベッドも どんな長い夜も これで充分なんてありえないよ 何度も何度もキスしてほしい 君がまだかと聞いてくるまで続ける これで充分なんてありえないよ 燃えさかるこの僕を 鎮めて 気持ちのありったけを 乾ききった僕に注いでほしい そっとささやいて 全てを教えてほしい ねえワインを注いで もう一回でいいから これで充分なんてありえないよ 僕にキスして手を取ってほしい 何度も何度も愛したい これで充分なんてありえないよ 君の愛を ありったけの愛を 全てを捧げてほしい これで充分なんてありえないよ 「ピース・オン・アース」 *Peace On Earth 日々は鬱々とし 何ら成せることなく 日々の往く様を 苦く返り見るのみ 痛み満つる世界に 傷心の人々 泥濘にもがき嘆く 飢渇せし人々 生死のあわいに あまたの苦悩 そより逃るべく生きて 死路辿る人々 三界のはかなし事に 目は背くとて なおも痛みの壁は 我が心うちにそびゆ 殺生のはてしなしに 目の向かざるはなく なおも我往かん 神仏の恩寵を尋ねて 牢中に閉ざされし 安堵なき人々 路上に横臥する 住処なき人々 貪欲にとらわれし 望みなき人々 夢に浸るため 目閉ざすよるべなき人々 痛み満ちる世界に 我は生き続ける 痛み溢るる世界の 路上で争いする 怒りかかえた人々 その一方には 祈りする子供達 この地の上の平和を願いて 読み下し風の文語調で訳してみたが、多少ちぐはぐなのは許してほしい。
「バーンド・バイ・ザ・ファイヤ・ウイ・メイク」*Burned By The Fire We Make 陸とか海とか支配しだして以来 人類はアスファルトやら毒素やらで この星をぶっ壊しちまった 森は丸坊主に 空気は汚しまくり 獣達は皆殺し 海は血まみれにしちまった 自分のおこした火でやけどするって なんて恥さらしだ ついには風も息の根とめて 雨降る季節もむちゃくちゃさ 土地は砂漠化もう重病 そこにお陽様がんがん照りつける 神様が地上を見降ろしてみりゃ 地上は全滅状態じゃないかよ 神様の流す涙が オゾンホールから落っこちてくるぜ 自分のおこした火でやけどするって なんて恥さらしだ どうだこれが人類の本性ってもんだ 手当たり次第になんでも殺す 母なる大地はせつないぜ 俺たちゃ母の面汚し むちゃくちゃ恥かきの張本人だぜ 自分のおこした火でやけどするって なんて恥さらしだ いやはや 「ドリーム・ライフ」 *Dream Life 心の目に映るままに見てくれるかい 突き放さず、親身に見て欲しい そして忘れないで欲しい 僕の行動や欠点ではなく人間としての僕の事を 君が夜眠る時には 夢の中でも僕がそばについている事を 君が僕を思い出してくれるのなら 目を覚ました時にもそばに・・・ 僕は争いの時や多忙な生活と 辛くも折り合をつけている 全てが悲観的な男だけど でも君が必要とする時はそばについていたい 街を歩いている時にも 記憶の風が一吹きして 不意にはっとして 君が僕を思い出してくれるのなら・・・ 人生は痛手と落涙で一杯だったけれど しかしなかでも最悪なのは 自分が忘れられてしまう怖さ 僕はこう言いたいだけ 君は自分の進む道を見つけて欲しい 決して投げ出さず そして忘れないで欲しい 短い人生をよりよくする事と 君が夜眠る時には 夢の中でも僕がそばについている事を 君が僕を思い出してくれるのなら 目を覚ました時にもそばに・・・ 「ヒア」 *Here 人生の一部を焼いてしまった 怒りの炎のたてる 煙も収まりかけた時 僕はもうお終いだと思っていた しかし煙の彼方に 差し込む光を見たんだ それが何かは分からなかったけれど 見つけたという実感が湧いてきた 星空の下には何も残されていなかったけれど 僕は雲をかき分け 空を泳ぎきって 心の奥で君を見つけたんだ 君と出会うために１００万マイルも渡ってきた 僕は空を泳ぎきって そしてここにいる ここ、太陽の下では ここ、二人は一つ ここ そして君の顔を見ると また新たな一日は輝き そしてばらばらになったかけらは皆 有るべき場所へ収まるんだ 君と出会うために１００万マイルも渡ってきた 僕は空を泳ぎきって そしてここ ここにいるんだ 「ブレイヴ・ニュー・ワールド」 *Brave New World 何てすばらしい新世界に僕らは住んでいるのか 何てめざましい変化を目の当たりにしているのか 科学と人類が手をたずさえて進む時 何てすばらしい新世界に僕らは生きていることか 時にはこの進んだ暮らしを振り返ってもみるが 昔の人達とは大違い 何か選ぼうと思えば限りなく選べるし 僕らが毎日使う奇跡は尽きることがない 何てすばらしい新世界に僕らは住んでいるのか 何てめざましい変化を目の当たりにしているのか 科学と人類が手をたずさえて進む時 何てすばらしい新世界に僕らは生きていることか 時には抱えた問題を全部見渡してもみるが せいぜいが愚痴るぐらい 僕らの遂げてきた進歩を見るがいい 何せ僕らは洞窟に住んでいたのだから 何てすばらしい新世界に僕らは住んでいるのか 何てめざましい変化を目の当たりにしているのか 僕らは空へ進出し人類は飛ぶ事だってできる 何て驚くべき事に僕らは挑んでいることか テクノロジーは両刃の剣 戦争兵器に使われるなら尚更 だがこれだけ発展を遂げてきたことを思う時 病気を治したり宇宙を旅行したり ただ単純に電話をかけて 全世界中と話ができるって事を考えただけでも 何て驚異的な力を僕らはもっていることか 何てすばらしい新世界 科学と人類が手をたずさえて進む時 何てすばらしい新世界に僕らは生きていることか 「フューチャービジョン」 *Futurevision 色彩による予言像 紅潮した若者のスキンヘッドの・・・赤色 ズボンに銃を差し、手にガソリン缶を持っている 冷酷な裸の肌の刺青の・・・青色 短剣がハートを真二つにする絵柄に 「俺はクール、お前はイチコロ」の文字 一面だけで決めつけたりしないで欲しい 人類という類があるだけ 他に分類なんてありゃしない 世界は単純に白か黒なんじゃないって 僕らには分かるよね 分かる筈だよね 色彩による予言像 卑劣な連中の憎悪の未熟な・・・緑色 奴らが誰彼なしに襲う犠牲者 それが君や僕であってもいい 火花散る暴動と銃撃の・・・紫色 燃えるあがるパトカーと瀕死の人々 一面だけで決めつけたりしないで欲しい 人類という類があるだけ 他に分類なんてありゃしない 世界は単純に白か黒なんじゃないって 僕らには分かるよね 分かる筈だよね 色彩による予言像 闇夜の暗礁に乗り上げてしまった黒人達の・・・黒色 アメリカが言い忘れていた時代 君らはあるがままでいいんだと イエス・キリストの聖衣の・・・白色 主はこうも言った 神の目には全ての人は平等に映ると 色彩による予言像 それぞれのシンボルが、それぞれなぜこの色で表わされるのかを解るように訳すべき。
「ポストカード・フロム・ホランド」 *Postcard From Holland オランダにて。 今、目の前のテーブルには カフェオレとクッキーなんかがあります。 窓の外には 広くゆったりした運河に ２羽の白鳥が浮かんでいます。 まるで合わせ鏡みたいです。 きっと２羽は愛し合ってるんでしょうね。 粋なオランダ人達が 環境にやさしい自転車に乗っています。 飼い犬に連れられて散歩に出たりもしています。 そうそう、僕はすらっとした船のそばで オランダ犬のフンを踏んでしまいました。 雨が降ってきたようです。 なんともいい味の霧雨です。 僕はここのクッキーが気に入ってますし、 ここでなら君と一緒にずっと住んでもいいかなって そう思っています。  Belew Solo Album索引へ |
| ＊Lyrics Translate Into Japanese 英歌詞和訳（訳詞）の老舗 |