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 インナー・レヴォリューション |
Last Update 2010.2.14 by K.T. |
| 「インナー・レヴォリューション」 *Inner Revolution 苦しみや痛みから のがれられる場所など皆無の この現実世界へようこそ 踏み越えるんだ そんなものは 難問を抱え込んでいると嘆く君 さあ友よ 仲間に加わろう 銃や薬物といった手段が 何の解決になるんだ 自分自身から変わっていく さあ奮い立て 人生には不満もつきもの ただ 君には力がある それを変えていける力が 薬物では治せない 銃でも解決しない 内面から変わること それこそが とるべき道 苦しみや痛みや 無数の言いのがれで溢れた この現実世界へようこそ たいした事ではない そんなものは 難問を抱え込んでいると嘆く君 その点では 他の誰もが同じ 真の自分を見つける他に 何の回答があるんだ 自分自身から変わっていく さあ奮い立て 人生には不満もつきもの ただ 君には力がある それを変えていける力が 薬物では治せない 銃でも解決しない 内面から変わること それこそが とるべき道 自分に向き合う時 内面を見つめる時 逃げる場所もない 隠れる場所もないことが分かる 自分自身で変わっていく 自らの人生に対し 奮い立つんだ 君は成し遂げるのだ 内面から変わっていくこと 君自身がそれを成すんだ  INNNER REVOLUTIONの掛け声を、川原真理子訳の“内なる革命”としては啓発セミナーとか新興宗教臭いし、高橋竜訳のように“内側から変えていこう”では意訳がすぎる。訳す際にこういう語が一番苦労する。
「ディス・イズ・ファット・アイ・ビリーヴ・イン」*This Is What I Believe In 自分の信念を貫いて 誰にもじゃまさせちゃダメ 君の愛は貴重 ふさわしい人に捧げなきゃ そうさ僕は信じているよ 自分をしっかりもって 誰にもけなさせちゃダメ 君の人生は神聖 自分らしく生きなきゃ そうさ僕は信じているよ 世界中が謝肉祭 時間に喰い尽くされたりもする だからといって餌食になることはない 君次第で良くも悪くもできるんだから 僕はそう信じているよ 紛れもない真実 そうさ信じているよ 自分の信念を貫いて 誰にもじゃまさせちゃダメ 君の愛は貴重 ふさわしい人に捧げなきゃ そうさ僕は信じているよ 世界中が危険地帯 殺人者やテロリストがうようよ だけど憎しみの毛布の下に生き残るのは 僕らの愛と信念だけなんだから 僕は真実と信じているよ そうさ自分自身と そして君のこと信じているよ 「スタンディング・イン・ザ・シャドウ」 *Standing In The Shadow どうしてそんなに冷たくしていられるの 僕をこんなに熱くしておいて どうやって止まらないままにしとけるの 僕をその気にさせといて 君が僕の手に触れて 僕を電源につなげた時 君はスイッチを入れたよね でも君はそれを切り忘れているんじゃない 君の愛の間近のその死角で 僕はもう焼け付きそう 君の愛の間近のその死角で 君は僕の目をじっと覗き込んで 僕の目を見えなくしたんだ どうやって素面でいられるの 僕を狂気にさせといて 君が僕の手に触れて 僕を電源につなげる時 君は僕に呼びかけたよね 僕は自分が誰だか分からなくなってるんだ 君の愛の間近のその死角で 僕はもう焼け付きそう 「ビッグ・ブルー・サン」 *Big Blue Sun 夏の雲が青空を駆け抜け 星の連なりは夜空に瞬くから 僕は君を不安から解き放ちたい そして君のまわりに世界を築きたい 誰もやった事がないくらいに君を愛したい 平穏な日々が湖畔に続き 陽の光は波間にきらめくから 君は明日のことなど気にかけないで そして悲しみの滴は飲まないで 過去を悔やんだりわけを考えたりしないで 肩の荷は降ろして 床へ転がしとけばいい 水が岸辺を慕うように僕は君を慕うのさ その手から放して なすがままあるがままにすればよい 夏が空色の日ざしを慕うように僕は君を慕うよ 夏の雲は駆け抜け夜空には星々 平穏な日々が続きそして朝の光 僕は君を不安から解き放ちたい そして君のまわりに世界を築きたい 誰もやった事がないくらいに君を愛したい 肩の荷は降ろして 床へ転がしとけばいい 水が岸辺を慕うように僕は君を慕うのさ その手から放して なすがままあるがままにすればよい 夏が空色の日ざしを慕うように僕は君を慕うよ 「オンリー・ア・ドリーム」 *Only A Dream 強風の日に女親が泣き叫ぶ 酸性雨の中で子供らが遊んでる 緑色の雨 空は茶色い 車とビルは悉く崩壊した さあ一体ここで何が起こったんだい 誰か説明してくれないか 目に映るものは何ら意味をなさない きっとこれはただの夢 森の鹿も空の鷹も 人類が来ると姿を消した 岸辺の鳥はもはや飛ばない 油にまみれ死を待つだけ さあ一体これはどんな意味なんだい 罪もない生き物を殺すって 僕ら何か間違えたんじゃないかい きっとこれはただの夢 僕らの吸う空気も食べるものも 憐れ母なる大地は知らぬ間に毒された さあ一体ここで何が起こったんだい 誰か説明してくれないか 目に映るものは何ら意味をなさない きっとこれはただの夢 強風の日に女親が泣き叫ぶ きっとこれは夢 ただの悪夢 「バーズ」 *Birds 鳥、どこにもいる鳥達 鳥のように生きてみたい 木の上で暮らしてみたい 天国みたいに 鳥、ありふれた鳥達 鳥の気持ちを知ってみたい 調和の中に暮らしてみたい シンプルに ねえ神様、いつか死ぬのはわかります でもそしたら、空の上で鳥達と もう一回やり直してみたいのです 鳥、どこへだって鳥達 境界線も何もない 国なんてないのを見下ろす 惨めさと無縁で ねえ神様、いつか死ぬのはわかります でもそしたら、空の上で鳥達と もう一回やり直してみたいのです 鳥、どこにもいる鳥達 鳥のように生きてみたい 木の上で暮らしてみたい そう、自由に 「アイド・ラザー・ビ・ライト・ヒア」 *I'd Rather Be Right Here パイロットが考えている事を伝えてくれた 「緊急着陸」という嫌な言葉が聞こえた ブレーキは壊れ車輪は脱落し なんとかこの足で歩けるのは僕ぐらいって時に なんとかなるだろう 外へ踏み出す事が必要なのに 僕は代わりにこう思う 大切なのは理屈じゃなくって気持ち 自宅のベッドに戻ろうとするよりも ここにいた方がまだマシさ 僕の番号が報じられ死んだと思われたって ここにいた方がまだマシ 仮に国家の指導者に選ばれたとしても ここにいた方がまだマシさ 有給休暇や世界旅行をもらっても ここにいた方がマシさ 今日世界が終わると言われたって ここにいた方がマシ 車のバンパーにステッカーを貼るにしたって こういう文章さ ここにいた方がまだマシ 見るべきものはもう見尽くしちまったから 砂に頭を埋ずめて知らんぷり決め込みたい ここ居座ってじっとして 旅行なんてまっぴら御免 ここにいた方がマシ それでも君は世界を見たいのなら僕の所へ来てみるかい 世界ったって所詮他人の認知の範囲内 飛行機に乗りたいってのならニューオリンズ行きにしてみるかい 但し木っ端みじんに墜落しても僕の助けを呼ばないでね 僕は夢の中で女の子とコソコソやってるとこだろうからね ここにいた方がマシってものさ 「ザ・ウォー・イン・ザ・ガルフ・ビトゥイン・アス(僕らの湾岸戦争）」 *The War In The Gulf Between Us ずっと前からの事さ 君も気づいていた筈だよ ともに暮らしともに夢を描くだなんて思ってたけど 家とか建てて子供で一杯だとかね ただ唯一の障害は･･･僕がもう戻っては来ないだろうって事 心の中の何物かが風に吹き飛ばされたから もう元には戻しようがない 僕らの湾岸戦争に勝者はありえなかった 心の中の何物かも生き残ることがなかった 昼には言い合い夜には無言を続け 僕は戦う気力すらなくしたのさ 僕らの湾岸戦争で とげとげしい雰囲気は 一気に始まったね つま先立ちや足踏みで二人牽制しあってたけど どこかには愛しあえるすきもあった筈 ただ唯一の障害は･･･それが充分ではなかったって事 心の中の何物かが風に吹き飛ばされたから もう元には戻しようがない 僕らの湾岸戦争には勝者はありえなかった 心の中の何物も生き残ることがなかった 昼間は言い合い夜には無言を続け 僕は戦う気力すらなくしたのさ 僕らの湾岸戦争で 生き残るって事に何か意義があったのだろうか 二人を決して満足させる事のなかった何物か 君と暮らしていい時だってあった 始終傷つけあってたのだとも思っちゃいないさ つまるところ弁護士達が二人の未練も食いあさり つまるところ重ねる夜が心痛を飲み込むのさ そしたならきっとまた二人中立の立場に立って会えるさ ただ唯一の障害は･･･二人語るべき事があるのかって事 互いの心の中の何物かは努めあい譲り合って 心の中の何物かは生き残るすべを身につけるべきだろう ともに離れて もう戦争もしない生き方を Somethingってのをどう考えるかが、訳す上でのポイント。
「アイ・ウォーク・アローン」*I Walk Alone 恋人達でにぎわう道を一人歩む みんな手を取りあい深く繋がりあってる それがなぜ僕と君じゃないのか 二人なら幸せだろうに 僕の顔の地図に深く刻みこまれた線 幾晩も悩んでは眠れず疲れ果ててしまった 君と僕とでまた眠りたいのに 二人夢を信じたいのに 一人歩む 君を抱きたくて痛いほどに恋しい 何時もこの腕に抱きたくて切ない 一人歩む 君に会いたくて間近に感じたい 君の心でこの心の孤独を癒やしたい 君といたいと思う時に限って 出かけなきゃならない用事が山ほど 静かに抱きあいたい時に限って 紛らわすべき不安が山ほど 今、陽は沈みかけている この虚ろな一日に幕を降ろすため 一人また僕は歩む 心の内側はただ雨降り 「エヴリシング（僕の全て）」 *Everything 人が大失敗をえてして犯すのは 愛は当然続くものだと思った時 だって愛とはつまりは不注意から 消えてしまいがちなものだから だからこそ僕は絶えず尽くしたい どんな些細な事も君が夢見さえすれば どんな些細な事でも叶えよう どんな事でも叶える、それが僕の全て 人の願望とは満たされぬものだけど 僕らはそうじゃないと互いに思ってる だって僕の秘密兵器とはいつだって 君を満足させている事だから だからこそ僕は絶えず尽くしたい どんな些細な事も君が夢見さえすれば どんな些細な事でも叶えよう どんな事でも叶える、それが僕の全て 僕が決して君のこと拒もうとはしないのは それが幸福を脅かすことになるから 僕は君をめちゃくちゃにしたくて堪らなくなる 君が息もつけぬくらい だからこそ僕は絶えず尽くしたい どんな些細な事も君が夢見さえすれば どんな些細な事でも叶えよう どんな事でも叶える、それが僕の全て 「ヘヴンズ・ベッド」 *Heaven's Bed 「全く面倒なヤボ用だよ 髪の毛も抜け落ちるくらいさ 税の還付とか資産運用とか」 僕は思い直してみて 「でも神様って棄てたもんじゃないやね 少なくとも僕と君とをくっつけたんだから」 と、言おうとしたとたん その時あの娘が言ったんだ 「天国まで連れてって 空のその先まで 二人の愛は強いから 天まで飛べるのよ」 新聞を膝に置いて座っていた 悲惨な事件を読みながら 「子供が拳銃で面白半分の殺人」 僕はぼやきはじめた 「こりゃ社会にとって問題だよ 人間性なんて無きに等しいじゃないか」 と、息巻こうとしたとたん その時あの娘が言ったんだ 「天国まで連れてって 空のその先まで 二人の愛は強いから 天まで飛べるのよ」 「君の夢を僕の枕としよう 天上のベッドの上で 君の瞳を夜空の星としよう 天上のベッドの上で」 「全て棄てて心のままにあるべきよ」 あの娘が僕にこう言ったんだ 「メンバー・オブ・ザ・トライブ」 *Member Of The Tribe 子供の時以来馴染めなかった 他の魚達が泳ぎ方を習ってるってのに 僕だけもがいてる 一族の仲間入りしようとして 学校へ行っても頭の中に霞がかかってて 先生も言った「もうダメ やるだけ無駄ね 一族の仲間入りしようとしても」 一人前って何ができる人なの この丸い地球に馴染むため もし僕が手で人生は手袋だとしたら 僕の大きな親指が突き破っちゃうのさ たまには見に来るがいいさ 土曜の夜のライブのなかで僕は演技してる 僕だけもがいてる 一族の仲間入りしようとして 一人前って何ができる人なの この丸い地球に馴染むため 他人には人生はパレードだろうけど 僕は大太鼓みたいに目立っちゃうのさ ビッグマックをたべてＭＴＶを見て ８３年以来僕はＫマートで買い物もしてる それもこれも この一族の仲間入りしようとしてなんだ  Belew Solo Album作品索引へ |
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