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 ジョン.ウェットン ソロ |
Last Update 2024.12.8 by K.T. |
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「コート・イン・ザ・クロスファイア」 僕も若い頃には、自分は変わらぬと信じていた 僕も受けたさ 十字架砲を受けた 経験は楽じゃないさ 出発から決断をせまられて 僕も受けたさ 十字架砲を受けた そう、毎日僕は進む道を求め続け *Turn ON The Radio 一日中 もう我慢できない なんと言われようが やってられない 窓越しに 時計を一瞥 最後のベルが 鳴るのを待つ キーを掴んで 一人ダッシュする エンジン掛けて ラジオをつける 街の灯が かたわらを行き過ぎる ずらかれ げんなりしている 逃げろ 誰にも見つからない場所へ 安全な場所 自分でいられる場所へ 飛ばせ もう真夜中近くさ ヴォリュームを上げて もう気分は上々さ 大音量で やっつけろ ギンギンに 生き生きと 俺のラジオ ラジオをつけろ ラジオをつけろ 一日中 もう我慢できない なんと言われようが やってられない 窓越しに 時計を一瞥 最後のベルが 鳴るのを待つ キーを掴んで 一人ダッシュする エンジン掛けて ラジオをつける ラジオをつけろ ラジオをつけろ  同じくUK後、AISIA前の初ソロ作「コートインザクロスファイア」からのシングルカット曲。プログレらしさ皆無、若々しく短い詞。脚韻ばっちり。2024.7.12「戦線の彼方（バトル・ラインズ）」 *Battle Lines 僕は誇りを捨てて こらえてきたが 潮目の変わる時が訪れた 僕は境界を作り 壁を築いてきたが もうこれ以上夢を失いたくはない 無邪気な日々 遠い昔に僕は屈服したが 僕を高く舞い上がらせる風が何処かにある 平安をもたらす暖かい手が 庇護をもたらす心が 取り戻そう 置き去りにしてきた無邪気な日々を 信じている それはまだ生き残っているさ 戦線の彼方に 百万マイルの地の果て海の果てであろうと 純潔の川を泳いで行こう それはまだ流れているさ 戦線の彼方に 僕はもう一山乗り超えねばならぬ 生きてきた中で幾他の山を克服したさ もし僕から太陽が消え去っても 真実の光が示してくれるさ 無邪気な日々 遠い昔に僕は屈服したが 慈悲を告げてくれる声が何処かにある 事実を見通す澄んだ目が 終わることなき愛が 取り戻そう 置き去りにしてきた無邪気な日々を 信じている それはまだ生き残っているさ 戦線の彼方に 百万マイルの地の果て海の果てであろうと 純潔の川を泳いで行こう それはまだ流れているさ 永遠の夢幻よ 主よ 決して夢を取り上げないでくれ 僕はここに立っている 運命の分かれ道 取り戻そう 置き去りにしてきた無邪気な日々を 信じている それはまだ生き残っているさ 戦線の彼方に 百万マイルの地の果て海の果てであろうと 純潔の川を泳いで行こう それはまだ流れているさ 戦線の彼方に 94年一旦エイジアを抜けたウェットンのソロアルバム、「ヴォイス・メール」収録曲。映画「チェイシング・ザ・ディア」の主題歌に採用された事で、一応彼の代表作という事であろう、自身のソロ・ライブ・アルバムで８回以上、ほとんど毎回収録し、他にもＳ．ハケットとの来日版とかで、名詞代わりに何回も演っている。訳詞の際、風が、声が「何処かにある」と断言に訳した所がミソ（意訳だけど）。「一体どこにあるか」では、夢を求める決意がフワフワで伝わらない。 the edge of destinyをついつい「運命の分かれ道」と訳してしまったが、いとこい師匠の10万円、7万円、5万円運命の分かれ道…覚えている人は60年以前の生まれの人だけだろうなぁ、…我ながら古い。 「クライム・オブ・パッション（激情ゆえの犯罪）」 *Crime of passion 言われてしかるべき事に直面し耐えるだけ 愛した人の人生を君がそこねるだなんて、誰が思っただろう そして、誰も君の側に立とうとしない １＋１はいつも２だとは、僕は聞かされてきたが 一体どう思う、君は有罪宣告を受けて 一体どう感じる、全ては自分のせい、自己責任かい 激情ゆえの犯罪 愛と憎しみのゲーム、もう遅すぎる 同情の余地もなし ただの綱引き、早くから負けの決まった 勝ち目なし 一人ぼっちの世界に直面し耐えるだけ 崩れ去った人生は君がそこねたもの、君の不注意から そして、彼は君の目を冷たく見るさ ともに交わした愛も、若かりし日の それは決して癒しはしない、君は痛みを抱えているが 一体どう思う、君は有罪宣告を受けて 一体どう感じる、全ては自分のせい、自己責任さ 激情ゆえの犯罪 愛と憎しみのゲーム、もう遅すぎる 同情の余地なし ただの綱引き、早くから負けの決まった 勝ち目なし 大切にしていたものを 君はなぜ投げ出せたんだ 君の破滅的な感情がその日を支配した 激情ゆえの犯罪 愛と憎しみのゲーム、もう遅すぎる 同情の余地なし ただの綱引き、早くから負けの決まった 勝ち目なし かっとなったせい、激情ゆえの犯罪 それってどんな気分 一体どう思う 同じく94年のソロアルバム｢ヴォイス・メール｣収録曲。君とは女性、女性に語り掛ける内容。いかにもウェットンて感じの詞。具体性に欠けた愛についての歌、少々小技を利かせての詞。「ホールド・ミー・ナウ」 NEW！ *Hold Me Now いままた1日が終わる 僕は感情を胸に封じ込める 胸のうちは夜空の暗き闇だ 君は僕から自信を奪いとったんだ 笑顔は僕の防御だったというのに 僕は君に顔をそむけ見せられなかった涙 君はなぜそんなにも冷たく気まぐれなんだ 君は僕の深い傷口に塩を擦り込んだ 僕の心はもはや打ち砕かれ 僕は人生の粉々のカケラを見るだけだ 抱きしめてほしい、そんなふりだけでもいい 君が以前愛した誰かに僕は戻れるかもしれない 抱きしめてほしい、キスを信じさせてほしい 君にとって何の意味もなくても それは僕にとってこの世の全ての意味だから 天上の神はその愛を神聖なものに 囲い込んでいちいち気に病むなと説くが その扉を破って、ともかく手を取ってほしい 僕が堕ちて行くときも誰か側にいてくれることが判るように 再び愛しあうことができるかと僕は千回も悩みぬき しかし僕は乗り越えられるだろう 僕に解ることであるなら 僕の与えることができる正直な気持ちは 僕を愛することに対する君のおびえと同じくらい正直 抱きしめてほしい、そんなふりだけでもいい 君が以前愛した誰かに僕は戻れるかもしれない 抱きしめてほしい、キスを信じさせてほしい 君にとって何の意味もなくても それは僕にとってこの世の全ての意味だから 抱きしめてほしい、決して終わらせないでほしい 君が今までしたことがないくらいに抱きしめてほしい 抱きしめてほしい、もう偽る必要はない 鎖は引きちぎり、床に投げつけてほしい 抱きしめてほしい、キスを信じさせてほしい 本来あった筈の姿だと それは僕にとってこの世のすべての意味だから 僕にとってこの世の全ての意味 同じく94年のソロアルバム「ヴォイス・メール」から。その後もライブや編集版で良く収録されている曲。いちいち気に病むなと神が説くあたりは意訳。歌詞はこちら。2024.12.8 「アークエンジェル（救いの天使）」 *Arkangel 君はいつもそばに寄り添い 支える紛れない僕の魂 不確かさは微塵もなく 君なくして僕は完全ではなく 僕らのでくわす あらゆる危機に際して 君は救いの天使 僕の心にして導き手 君は僕の勇気 僕の歓喜 君は希望を与える 失意の底にも 僕のような罪人にも その羽根は僕を包み込み 夜じゅう抱き留めてくれる 君は救いの天使 僕を照らしてくれる 君は永遠の誠 僕がくじけてようと 支えてくれたのは毎度 悟らせてくれたのは幾度 闇の中のキャンドル 海の上の油跡 君は星となり 僕を導き 感じる君の力添え 親しくなじんだその声 転落の間際 険しい地獄への階段で 抱きとめてくれたその腕で 死へと至る幼児期の試練に ここにいておくれ救いの天使 僕のそばに 97年のソロアルバム「アークエンジェル」から表題曲。ロバート・フリップがこの曲の中間でギターソロを弾いているというので話題になった曲。Arkというのはノアの箱舟、転じて最後に救ってくれる舟のようなもの。そんな守護天使を歌った詞。見方によっては甘ったれた詞である。元の英詞が脚韻を踏んでいるのを真似て訳詞でも脚韻を踏んでいる。 オリジナルの英詞は彼のサイトで。 「フォーエヴァー・アンド・エヴァー(永遠より永遠)」 *Forever And Ever 僕の元へおいで すぐに何も言わずに 僕は信じるべきと解かったんだ 限りなくそれを あるがままに いかにも解かった いまだないほど それは永遠 永遠より永遠 永遠のうえに永遠に 君の瞳にそれが輝くのがみえる ありとあらゆる永遠 まばゆいばかりのもの 黄金 君と僕に取っての未来のすべてが それは永遠 永遠より永遠 この世の終わりまでも永遠 平和の鳩 宝石の指輪 敢えてガラスを覗きこみ 上げ見る 空には 僕達の星の永遠の輝き それは永遠 永遠より永遠 永遠のうえに永遠に この世の終わりまでも永遠 99年のＩ．マクドナルドのソロアルバム「ドライヴァーズ・アイズ」収録作。詞と歌がウェットンで、曲と主要楽器の演奏がマクドナルド。そうくれば、取り上げないわけに行かない。歌詞はこちら。ライナーノーツには「クリムゾン風の曲」との紹介があったが私には、メロディーはフォリーナー、リフでは“イン・ザ・デッド・オブ・ナイト〜（ＵＫ）”と歌いたくなるし。アレンジはムーディー・ブルースってとこか。そもそも「ドライヴァーズ・アイズ」には安易な間に合わせ的な曲が多い。勿論「レット・ゼア・ビ・ライト」とか傑作もあるけど。で、この曲はまだマシな方の部類。 訳詞は韻を踏もうとして中途半端で終わっっている。あと、歌詞でglassってのは窓ガラスだと解釈。覗いた先の上方に空があるのだから。複数形なら眼鏡とか望遠鏡かもしれないが、単数形だからね。 「ロック・オブ・フェイス」 *Rock Of Faith 聖域さ 希望が全て失われたとしても これだけは永遠 常に僕とともにある この僕にとって身近なもの 僕のロックは固い意思 僕を引きつけ 太陽の熱のように 水星へ向け呼びよせ 今そして永遠までも ここ僕の目前に 決して孤独にはならぬ 僕には 確かな礎石があると承知しているから だから僕の精神が新たに高まるとき 全速で導く ただその途を そして至る先に きっとまた君がいる 不思議だ 今また 空気がなんとも引き締まり 壁には影が現れ 古いなじんだ感覚が 僕をまた高揚させる 僕のロックは固い意思 たとえ倒れかけたとしても 何も恐れる事などないのだ 02年制作03年発売の同名アルバムからのタイトル曲。ウェットンの意思表示。尚、同アルバム収録のP=ジェームス詞の「フー・ウィル・ライト・ア・キャンドル」も別ページに掲載。元の英詞ではロックミュージックと石が掛けられているが、和訳では意思と石にしてみた。上の「コート・イン・ザ・クロスファイヤ」と同様の駄洒落だ。 元の英詞はウェットンのサイトを確認していただきたい。
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