「デッド・ドッグ・オン・アスファルト」

題名（表ジャケットの絵のタイトルでもある）、アスファルトのうえの犬の死骸、と繰り返し歌っている。


「アイ・ウィッシュ・アイ・ニュウ」

これも、わかっていたならなあ、と繰り返している。


「フェイス・トゥ・フェイス」
これまでの人生の大半は
それは君を抱きしめるため
二人顔を合わせた時に
これが何に似ているかを知るため
始まりなのか、続きなのか　終わりなのか

Twoの詞は俳句のような簡潔さを狙ったものだそうだ。参考までに、くどい直訳から離れて思いきり意訳を試してみたのがこんな訳。“君に会うために　生きてきた　これが始まりか　続きか終わりか　知る為に“

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「アスリープ」
君は起き出したが
まだ眠っていることにすら
気づいていない

これは俳句というより禅問答だ。

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「セックス・ナーヴ」
触れると君は
落ち葉のように
身震いする
君の指先は
布のように優しく
僕の唇をよぎる

これは俳句が２本分という感じだ。

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「ゼン・ホァット」


「クイックサンド」
いくら努力したって
どうしたところで報われっこない
日々の暮らしの慌しさに
人はおうおうにして麻痺しているもの
僕は使命に燃えていたけど
今では流砂に首まで埋まっているのが分かる
望みの綱はあるのかい
そいつを投げかけてくれないのかい
僕を引き上げてくれたなら
僕は君を決して落胆させない

twoのなかでこの詞だけは韻も踏んでいて、通常の歌詞の形態に近い。

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「アイ・ノウ・ナウ」


「ハピネス」


「サンライト」
しわになり
しわとなりはて
泣く夕日

太陽が弱っていくのをしわが寄ると表現しているのだろうけど、直訳してみてもちっとも美しくない。そこでニュアンスがずれるのは承知のうえで無理に俳句のかたちにしてみた。

‘05来日ソロ公演もアグレッシヴ、新作twoも実に意欲的。曲を作るというよりも、ギターサウンドを聴かせる事を優先してまとまりがない感じではあったが･･･。　

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